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“米史上最悪”銃乱射…動機は? 現地中継

2016年6月13日 20:16
“米史上最悪”銃乱射…動機は? 現地中継

 アメリカ・フロリダ州のナイトクラブで12日、50人が死亡、53人がケガをする銃乱射事件があった。アメリカ史上最悪となった銃乱射事件、犯行の動機解明など捜査が進められている。

 捜査当局は12日、オマル・マティーン容疑者(29)の自宅に家宅捜索に入った。一時、周囲の住民が避難をしたが、爆発物などは見つかっておらず、その他、押収物については明らかになっていない。

 これまでのところ、容疑者と過激派組織「イスラム国」の直接的な接点は浮かび上がっていない。マティーン容疑者はイスラム教徒で地元のモスクにも通っていたことがわかっている。また、事件直前には警察に電話をかけ、「イスラム国」に忠誠を誓う発言をしたほか、事件後には、「イスラム国」系の通信社が犯行声明を出している。しかし、一方で、地元メディアは「海外のテロリストとのつながりは確認されていない」としている。

 一方で、現場は同性愛者が多く集まる店だったことから、それが犯行の動機では、との見方もある。父親は、容疑者が「男性同士がキスをしているのを見て怒っていた」と話しているということで、イスラム教で禁じられている同性愛者に対する偏見が犯行のきっかけになった可能性もある。