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銃乱射 米大統領“外部の指示受けてない”

2016年6月14日 6:58
銃乱射 米大統領“外部の指示受けてない”

 アメリカ・フロリダ州で49人が死亡した過去最悪の銃乱射事件で、オバマ大統領は13日、事件は外部からの指示を受けたものではないとの見方を示した。

 警官隊と銃撃戦の末、射殺されたオマル・マティーン容疑者は12日、オーランドのナイトクラブで銃を乱射し、49人が死亡した。マティーン容疑者の父親はNNNの取材に対し、「息子が犯罪を起こそうとしていたことは知らなかった」とした上で、次のように語った。

 マティーン容疑者の父「息子は自分の“家”であるアメリカでテロを起こした。なぜあんなことをしたのか分からない。何も知らなかった」

 一方、オバマ大統領は事件は「ホームグロウンテロ」、すなわちアメリカで生まれ育った容疑者が国外の過激派組織に共鳴して行ったという見方を示している。

 アメリカ・オバマ大統領「容疑者が外部から指示を受けたとの明確な証拠はない」

 FBI(=アメリカ連邦捜査局)は13日の会見で、マティーン容疑者がナイトクラブに立てこもっている最中に、3度にわたって警察と電話で話していたことを明らかにした。また、事件現場付近で発見されたレンタカーからは3つ目の武器が見つかるなど、計画的な犯行の可能性が高まっている。