実行犯ら、事件の数か月前以上から消息絶つ
バングラデシュの人質テロ事件で、実行犯として射殺されたうちの1人が、事件現場となったレストランの調理師だったことが警察幹部への取材で明らかになった。
警察はこれまで、現場に突入した際、実行犯6人を射殺、1人を拘束したと発表していた。しかし、NNNの取材に対し警察幹部が5日夜、6人のうち1人はレストランで働く調理師だったと答えた。犯行グループの一員と勘違いし、射殺した可能性が高いとみられる。
一方、実行犯の1人、ミル・サミフ・ムバッシル容疑者の父親がことし2月からムバッシル容疑者の行方がわからなくなっていたことを明らかにした。
ムバッシル容疑者の父親「(いなくなったのは)ことしの2月29日。予備校に行った。携帯電話に電話したが電源は切れていた。優しくて物静かな子だったのに」
地元メディアによると、射殺された実行犯全員が、事件の数か月以上前から消息を絶っていることがわかっており、警察が関連などを捜査している。