実行犯の父が声明「家族として謝罪する」
バングラデシュの人質テロ事件で、実行犯の中心役を担ったとみられる容疑者の父親が声明を出し、謝罪する一方で、「礼儀正しい静かな子だった。警察はそそのかした人間を見つけてほしい」などと心情をつづった。
警察当局によると、ニブラシュ・イスラム容疑者は今回の事件で実行犯の中心的な役割を担ったとみられている。また裕福な家庭に育ち、有名私立大学を卒業したことがわかっているが、その父親が声明を出した。
地元メディアによると、父親は「家族として謝罪する」としたうえで、ニブラシュ容疑者について、正直で静かな子で、礼儀正しかったとその性格について記している。また、悪事をはたらく人間ではなかったとし、そそのかしたのは誰なのか、警察に見つけてほしいと訴えた。
父親によると、ニブラシュ容疑者は今年の2月初めに書き置きを残して姿を消したという。事件で殺害された実行犯5人は、いずれも事件の数か月前に行方不明になったことがわかっていて、警察が関連などを調べている。