ASEAN外相会議 南シナ海問題で難航
24日に行われたASEAN(=東南アジア諸国連合)の外相会議は、国際的な司法機関が中国の主張をほぼ全面的に否定した南シナ海問題で協議が難航、25日も議論が継続されることになった。
24日、ラオスで行われた会議では、中国と南シナ海の領有権を争うフィリピンやベトナムの主張に中国と経済的な結びつきが強いカンボジアが反発した。このため、当初予定されていなかった追加の外相会議を25日も開催し、共同声明の取りまとめを目指すことになった。
一方、中国の王毅外相も現地入りし、ミャンマーやタイなど7か国と2国間会談を行った。
「各国がフィリピンと中国が対話の道に戻ることを期待し、タイの外相もこの考えを示した」-王毅外相はフィリピンとの対話をアピールする発言を繰り返していて、25日までの会期中に直接対話が行われるか注目される。