アメリカのシンクタンクが２２日、北朝鮮が今年になって以降、核爆弾３個分のプルトニウムを手に入れ、保有する核爆弾の数は最大で２１個になるという分析を公表した。

　ＩＡＥＡ（＝国際原子力機関）は１９日に出した報告書のなかで、北朝鮮が過去にプルトニウムを製造した寧辺の施設で、去年１２月に小型原子炉の燃料交換をおこなったとみられ、今年初めからは、使用済みの核燃料からプルトニウムを取り出す処理作業が始まった痕跡があるとしている。また、活動は７月始めまで続いたとしている。

　これをうけアメリカのシンクタンクであるＩＳＩＳは北朝鮮の過去のプルトニウム製造能力から推測して、夏までに北朝鮮は新たに５．５キロから８キロのプルトニウムを手にいれたとしている。

　これは原子爆弾３個分に相当すると分析しており、北朝鮮が保有する原爆の数は最大２１個になるとしている。