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鉱山労働者デモ隊が内務次官を撲殺

2016年8月28日 20:20
鉱山労働者デモ隊が内務次官を撲殺

 南米ボリビアで、政府への抗議活動を続けている鉱山労働者のデモ隊が、交渉の窓口だった内務次官を拉致して撲殺する事件があった。

 殺害されたのはデモ隊との交渉役を務めていたイリャネス内務次官。AP通信などによると25日、ボリビア西部パンドゥロの交渉現場を訪れたところ、デモ隊に拉致され、翌日、近くの幹線道路で遺体で発見された。拷問の末、撲殺されたとみられている。

 この事件で捜査当局は、デモを主導した組合の指導者ら3人を殺人などの疑いで逮捕、起訴した他、デモ隊40人を拘束した。

 デモ隊側は、鉱物資源の価格が下落する中、より賃金が高いとされる外資系企業の参入を認めるよう求めていて、暴徒化した一部のデモ隊が警官隊と衝突していた。

 モラレス大統領は26日、「許せない」と述べ事件を非難、政権を脅かすため野党がデモ隊を支援していると主張した。

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