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米記者と職員が口論 中国側“正当性”主張

2016年9月5日 19:52
米記者と職員が口論 中国側“正当性”主張

 アメリカのオバマ大統領がG20首脳会議のため中国・杭州に到着した際、アメリカメディアの記者と中国側が口論となる一幕があった。

 3日、大統領専用機で杭州に到着したオバマ大統領。しかし、この時、通常よりも遠くに取材位置が設定されたため、記者が近づこうとしたところ、中国側の職員が制止し、口論となった。さらに、大統領に近寄ろうとしたライス大統領補佐官も、同じ職員に制止されかけたという。

 4日の会見で、この騒動について聞かれたオバマ大統領は、事態の沈静化を図りつつも、「報道機関の取材活動は重要なことで、我々はそれを守っていく」と述べ、中国側を暗に批判した。

 一方、中国外務省は5日の会見で、警備のため限られたメディア関係者だけを近づけるようにしていて、他の首脳の到着時にも同じ対応をしていたと説明。「中国側の指示に従えば、こんな状況は起きなかった」と正当性を主張している。