“選挙不正”訴えるトランプ氏 逆風強まる
アメリカ大統領選は、最後の候補者討論会を終えた。「選挙結果を認めない可能性」に言及した共和党のトランプ候補への逆風が強まっている。
トランプ氏は討論会で、「選挙結果を受け入れるかは、そのときに話す」などと発言した。アメリカメディアは、この発言は民主主義を危うくするものだとし、選挙に不正があると訴えるトランプ氏を批判している。
一夜明けてもトランプ氏は、自らの発言を撤回しなかった。
共和党・トランプ氏「私は、このすばらしく歴史的な選挙結果を完全に受け入れる。もし私が勝ったらね」
アメリカメディアは、軒並み今回の討論もクリントン氏が勝利したと報じた。またCNNは、大票田の1つ、フロリダ州についてクリントン氏の優位が固まったとみて「激戦州」から外した。
候補者同士の直接対決は今後ないことから、トランプ氏が形勢を逆転することはいっそう厳しくなっている。