トルコで初か 「イスラム国」テロ認める
トルコ南東部で4日に起きた爆弾テロ事件で、過激派組織「イスラム国」系の通信社が戦闘員による犯行だと伝えた。
この事件は4日、南東部ディヤルバクルの警察署の近くで自動車爆弾が爆発し、少なくとも8人が死亡、100人以上がケガをしたもの。当局は政府と対立するクルド人の反政府武装組織による犯行との見方を示していたが、「イスラム国」系の通信社が5日、戦闘員による犯行と伝えた。事実上の犯行声明といえる。
トルコではこれまでも「イスラム国」の関連が疑われるテロ事件が相次いでいるが、「イスラム国」が犯行を認めるのは初めてとみられる。
「イスラム国」は3日、指導者のバグダディ容疑者のものとする音声メッセージを公開したが、この中で、トルコへの攻撃も呼びかけていた。