“狂犬”マティス氏、ロシアに警戒感
アメリカのトランプ次期大統領が国防長官に指名した「狂犬」との異名をもつマティス氏は12日、ロシアがNATO(=北大西洋条約機構)を壊そうとしているなどと警戒感を示した。
国防長官に指名された元アメリカ中央軍司令官マティス氏は、議会での承認をえるための公聴会に出席し、アメリカが厳しい環境におかれていると危機感を示した。
マティス氏「アメリカはロシアやテロ組織、南シナ海での中国の動きにより、第二次世界大戦以降、最大の攻撃にさらされている」
また、ロシアについてトランプ氏は関係改善を主張しているが、マティス氏は厳しい姿勢をみせた。
マティス氏「最も重要なことは、我々がプーチン大統領とどのようにわたり合うか。現状を認識するとともに、ロシアがNATOを壊そうとしていることも認識することだ」
マティス氏は、同盟国と協力し、ロシアに対応する必要性を強調するとともに、トランプ氏とも議論を交わしていることを明らかにした。