トランプ米大統領 大統領令への批判に反論
中東イラクなど7か国からの入国を一時停止する大統領令への批判が広がる中、トランプ大統領は29日、「イスラム教徒の入国禁止ではない」と反論した。
トランプ大統領の首席補佐官によると、入国の一時停止の決定を受け28日に109人が拘束され、29日も数十人の拘束が続いているという。トランプ大統領は29日、ツイッターで「アメリカには強力な国境管理と厳格な入国審査が必要だ」として、大統領令は正しい措置だと強調した。
また、声明を発表し、「イスラム教徒の入国禁止ではない」と反論したうえで、安全な対策が実行できるようになれば「再び全ての国にビザを発給していく」として理解を求めた。
一方でケリー国土安全保障長官が「永住権を持つ人もケースバイケースで対応する」との声明を発表したほか、首席補佐官は入国の一時停止の「対象国を拡大する可能性がある」とコメントしていて、混乱がさらに広がる可能性もある。