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日露2+2 今年前半の再開目指し調整進む

2017年2月10日 4:44

 日本とロシアが安全保障政策を協議する外務・防衛閣僚協議「2プラス2」が、今年前半の再開を目指して調整が進んでいることがわかった。

 ロシア外務省のボロビヨワ第3アジア局長は、ロシア通信が9日に伝えたインタビューの中で、「具体的な日程を協議している」とした上で、協議が今年前半にも行われるとの見方を示した。

 2プラス2は、日露の安全保障政策を協議するため、2013年11月に東京で初めて開催されたが、翌年のウクライナ危機をうけて中断されたままになっている。

 平和条約の締結に向けて、日露が安全保障面での理解を深めることが重要なポイントとなっていて、去年12月の首脳会談で、協議を再開することが合意されていた。

 また、ボロビヨワ局長は、同じインタビューの中で、来月、東京で行われる北方領土での共同経済活動に関する初めての協議で、魚の養殖や加工、インフラ整備、それに、観光などに関するプロジェクトの提案を準備していることを明らかにした。