ウクライナ軍 アゾフスタリ製鉄所の防衛任務終了を発表
ロシア軍が包囲するウクライナ南東部マリウポリのアゾフスタリ製鉄所についてウクライナ軍は17日製鉄所を防衛する任務が終了したと発表し、内部に残る戦闘員の避難を急ぐ考えを示しました。
ロイター通信によりますとウクライナ軍の参謀本部は17日「マリウポリの防衛隊は戦闘任務を全うした」としてアゾフスタリ製鉄所の防衛任務は終了したと発表しました。その上で、施設内に残る戦闘員などの救出を急ぐ考えを示しました。
ゼレンスキー大統領は16日のビデオ声明で「任務の終了」には触れませんでしたが、戦闘員の避難を進める考えを強調しました。
ゼレンスキー大統領「ウクライナにはウクライナの英雄が生きている必要がある。マリウポリの守備隊の救出作戦が、軍と情報将校により開始された」
また、ウクライナの国防次官は製鉄所から避難した重傷の戦闘員53人を含む264人が親ロシア派が支配する地域に到着したと発表しました。
一方、ロシア軍は各地で攻撃を続けていてウクライナ側は東部2州でロシア軍による砲撃で子どもを含む市民20人が死亡したと発表、17日未明には西部リビウでも数回の爆発が確認されたということです。