英議会下院 EU離脱関連法案の審議始まる
イギリス議会下院で20日、EU(=ヨーロッパ連合)からの離脱に向けた関連法案の審議が始まった。
議会の手続きは、与党・保守党が総選挙で大勝したことで順調に進む見通しで、イギリスの来月末のEU離脱は確実な情勢。
離脱後、イギリスは来年12月末までEU加盟国と同様の扱いを受けるが、この移行期間のうちにEUと貿易協定を締結できるかどうかに焦点は移っている。
ジョンソン首相は、必ず移行期間内に協定を結ぶとして、関連法案に「移行期間」の延長を禁止する条項を盛り込んでいる。
英ジョンソン首相「この法案は、移行期間を来年の12月31日で終わらせることを確実にするものだ」
しかし、期限内に協定を締結できなければ、「合意なき離脱」と同じ状況に陥る可能性があり、野党労働党などは「無謀なやり方だ」と批判を強めている。