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カザフスタンで旅客機が離陸直後に墜落

2019年12月27日 19:36

中央アジアのカザフスタンで乗客乗員98人を乗せた旅客機が離陸直後に墜落し12人が死亡した。

雪原に横たわる白い機体。日本時間午前10時過ぎカザフスタン南東部のアルマトイの空港で離陸直後の国内線旅客機が近くの村に墜落した。

首都ヌルスルタンに向かっていたというカザフスタンのベクエアー機には乗客乗員合わせて98人が搭乗。政府当局によると、これまでに12人が死亡し、49人が入院したという。日本人が搭乗していたという情報は入っていない。

離陸して数分後、振動とともに徐々に高度を落としはじめたという旅客機。二階建ての建設中の建物に激突して大破しながらも爆発は免れたが、機首と胴体部分が分離していた。

乗客の一人は、「旅客機は曲がって飛んだ。まるで映画の様で悲鳴や泣き声が聞こえた」と話したという。

カザフスタンの副首相は会見で事故の原因について、操縦ミスと技術的な問題の両方の可能性について調査を進めているとしている。

新年の休日を前に、満席に近かった旅客機が起こした今回の事故。当局は航空会社に対して業務停止命令を出し、安全管理に問題がなかったかなど詳しい事故の原因を調べている。

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