新型機事故相次ぎ 米ボーイングCEO辞任
墜落事故が相次いだアメリカの航空機大手「ボーイング」は23日、経営トップの辞任を発表した。
辞任したのは、ボーイングで4年間トップを務めたデニス・マレンバーグCEO。墜落事故が相次いだ主力の新型機「737MAX」の運航再開のメドがたたず、混乱が続く中、ボーイングは「規制当局や顧客らとの関係修復に向け会社への信頼を回復するには、経営トップの交代が必要と判断した」としている。後任にはカルフーン現会長が就任する。
経営トップ交代の発表を受け、23日のボーイングの株価は前の週の終値に比べおよそ3%上昇した。
ただ、「737MAX」は来月から生産を一時停止することが決まり、業績の悪化が続く見通しとなっていて、トップの交代で経営の立て直しを急ぐ考え。