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イラン司令官葬儀に数十万人 米に非難の声

2020年1月6日 8:25

イランでは5日、アメリカ軍の空爆によって殺害された革命防衛隊司令官の葬儀が行われ、数十万人の市民らが集まった。アメリカに対する非難の声が強まっている。

イラクのバグダッドで殺害されたソレイマニ司令官の遺体は、5日になってイランに到着した。現地メディアによると、イラン第二の都市であるマシュハドでは、数十万人の市民らが司令官の肖像画や旗を掲げてひつぎとともに行進したという。また「アメリカに死を」などと非難の声があがった。

最高指導者ハメネイ師は、3日間喪に服す事を宣言しているが、革命防衛隊の幹部が「アメリカの35の重要施設を攻撃目標とする事ができる」と述べるなど、イラン側は報復に向けた検討を進めているとみられる。

一方、アメリカのトランプ大統領もイランが報復に出た場合、52か所の標的を直ちに激しく攻撃する考えを示していて、今後イランとアメリカの緊張がさらに高まることが懸念されている。