イラン司令官葬儀“数百万人”「米を倒せ」
イランの首都テヘランで6日、アメリカ軍の空爆によって殺害された革命防衛隊司令官の葬儀が行われた。国営メディアは数百万人が参列したと伝えている。
6日、テヘラン市内の通りは葬儀に参列する大勢の人々で埋め尽くされた。アメリカ軍によって殺害された革命防衛隊のソレイマニ司令官の肖像画があちこちで掲げられている。
国営メディアによると、葬儀の参列者は数百万人にのぼったということで、「アメリカを倒せ」などと非難の声をあげた。また、最高指導者のハメネイ師も葬儀に参列し、ひつぎの前で涙を流したという。
イランは司令官が殺害された後、3日間の喪に服すことを発表していたが、すでにアメリカへの報復を予告していて、中東情勢が緊迫している。
一方、国連のグテーレス事務総長は6日、緊迫する中東情勢についての声明を読み上げた。
国連・グテーレス事務総長「地政学的な緊張は今世紀最大になっている。そして混乱はさらに深刻化している」
その上で関係各国に対し、最大限抑制して対話を再開するよう訴え、平和的な解決を求めた。