台湾総統選投票開始“中国との距離感”争点
4年に1度台湾のトップを決める総統選挙は、11日、投票が行われている。中国との対決姿勢を強める現職の蔡英文総統が優位な情勢。
この選挙では「中国との距離感」が最大の争点となっていて、現職の蔡氏は度々香港問題を引き合いに出し、「第二の香港にはならない」「一国二制度を拒否する」などと中国への対決姿勢を強調してきた。
台湾・蔡英文総統「台湾市民は皆投票に出かけて自らの権利を行使し、台湾の民主主義をさらに強くしましょう」
一方、野党国民党の韓国瑜候補は、中国との関係改善を進めて、台湾経済を立て直すなどと訴えてきた。香港問題を追い風に選挙戦を優位に進めてきた蔡氏の再選となるのか、11日夜には大勢が判明する見通し。