アメリカで黒人差別撤廃に努めたキング牧師をたたえる記念日の２０日、大統領選の民主党の有力候補が、黒人住民の多い南部・サウスカロライナ州に一堂に会した。

キング牧師の記念日に合わせ開かれた式典には、支持率トップのバイデン前副大統領のほか、このところ対立が取り沙汰される左派の有力候補２人も手を取り合って参加。政権奪還に向け、支持を訴えた。

バイデン候補「我々は、この国のリーダーの選択を間違えた。現状に不満があるなら、やることはただ一つ。この国を取り返そう」

サウスカロライナ州では大統領候補を選ぶ予備選が来月下旬に行われ、序盤戦のカギを握るとされている。

式典に先立ち、バイデン候補が参加した朝食会には、黒人有権者の支持獲得が課題の若手・ブティジェッジ候補も姿を見せるなど、支持獲得に向け、争いが激しさを増している。