米政権、露から輸入の鉄鋼・木材など関税“35%に引き上げ”発表
アメリカのバイデン政権は27日、ロシアへの追加制裁として、ロシアから輸入する鉄鋼や木材などにかける関税を35%に引き上げると発表しました。
ホワイトハウスによりますと、関税を35%に引き上げる対象となる輸入品は、鉄鋼やアルミ、木材など570品目あまり、総額23億ドル(=約3100億円)相当にのぼるということです。
G7サミット(=主要7か国首脳会議)での合意を踏まえ、引き上げた関税による収入は、ウクライナ支援に充てられます。
アメリカでは今年4月に、ロシアへの貿易面での優遇措置「最恵国待遇」を取り消す法律が成立し、30%を超える高い関税をかけられるようになっています。