地上作戦開始以来、ハマス側拠点など2500以上の標的を攻撃 イスラエル国防相、ガザ市住民に改めて退避を呼びかけ
イスラエルの国防相は4日、ガザ市の市街地に進軍したと明らかにした上で、改めて住民に退避を呼びかけました。
イスラエル軍が5日に公開した地上作戦の映像には、戦車や兵士らがガザ地区内の建物の間を進む様子が映されています。
地元メディアなどによりますと、イスラエルのガラント国防相は4日、ガザ地区への地上作戦をめぐり、「ガザ市を北と南の両方から攻撃しており、市街地にも進軍している」と述べました。「ガザ市にいる全員に命の危険がある」としています。
また、イスラエル軍は5日、地上作戦の開始以来、ハマス側の拠点など2500以上の標的を攻撃したと明らかにしました。
AP通信によりますと、ガザ市を含むガザ地区北部には、まだおよそ30万人が残っているとされています。
イスラエル軍はガザ地区北部の住民に対して、5日も再び南部への避難を促しましたが、ハマスが北部の住民を人間の盾として利用するために、退避を阻止しようとしたと非難しています。
一方でイスラエル軍は連日、北部や中部にある避難所の学校などへ空爆を繰り返しており、民間人の死傷者も増え続けています。