吉林省で相次ぎ“感染”地元政府トップ解任
新型コロナウイルスを封じ込めたとして経済活動の再開を進める中国ですが、東北部の吉林省では感染確認が相次ぎ地元政府のトップが解任されました。
吉林省では、今月初めに集団感染が発生し、これに関連する新たな感染者の確認が相次いでいます。吉林省に隣接する遼寧省でも感染が広がり、中国メディアは、集団感染に関連した感染者は無症状の人を含め40人にのぼり、8000人以上が隔離されたと伝えています。
こうした事態を受けて集団感染が発生した吉林市舒蘭のトップが解任され、さらに、吉林市の衛生部門の幹部ら5人も解任されました。感染拡大の責任を問われたとみられます。
中国では異例の延期となっていた全人代=全国人民代表大会の開幕を目前に控えていて、感染拡大の「第二波」に神経をとがらせています。