ロシア 発電所で大量軽油漏れ…河川を汚染
ロシア政府は3日、先月、シベリア地方の火力発電所で軽油が漏れ出す事故があり、付近の河川などが汚染されていると明らかにしました。
ロシア非常事態省によりますと、事故があったのはシベリア地方の工業都市・ノリリスクにある火力発電所です。先月29日、発電所内にあったタンクの1つから軽油およそ2万トンが漏れ出し、付近の川や湖の汚染が確認されているということです。事態を受けて、プーチン大統領は3日、非常事態を宣言しました。
非常事態省は、燃料と汚染された土壌の回収を行っていますが、これまでに回収できたのは100トンあまりにすぎないということです。事故からすでに5日が経過しており、自然界への影響が心配されています。