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ゼレンスキー氏「重要項目の決定は国民投票が必要」

2022年3月22日 12:42

ロシア軍の包囲が続くウクライナ南東部・マリウポリでは、民間人の犠牲者が増え続けています。ゼレンスキー大統領は、ロシアとの停戦交渉で重要な項目の決定には、国民投票が必要との考えを示しました。

ロシア軍の包囲が続く南東部・マリウポリの21日の衛星写真では、ほとんどの建物が破壊され、町のいたる所から煙が上がっている様子が確認できます。地元メディアは軍関係者の話として、民間人の死者が3000人を超えたと伝えています。

こうした中、ウクライナのゼレンスキー大統領は21日、ロシアとの停戦交渉で、すでに占領された地域の帰属など重要な項目の決定については、国民投票を実施する必要があるとの考えを明らかにしました。

ゼレンスキー大統領「(停戦の条件のうち)歴史的な重要性が含まれる変更については、国民投票をしなければならない」

また、停戦には自身とプーチン大統領との会談が必要と改めて強調しました。

こうした中、アメリカのバイデン大統領は21日、ウクライナに生物化学兵器があるとするロシアの主張について、「プーチン大統領が生物化学兵器の使用を検討している明確なサインだ」と強い警戒感を示しました。