イラン核関連施設で火災 サイバー攻撃か
中東・イランにある核関連施設で今月2日、火災が発生し、その原因について「サイバー攻撃」など外部からの破壊工作との見方が強まっています。
火災が起きたのは、イランが進める核開発に欠かせないウラン濃縮のための遠心分離器を開発している中部・ナタンツの施設です。イラン原子力庁の報道官は「火災の影響で開発が遅れる可能性がある」とコメントしています。火災の原因は明らかにされていませんが、ロイター通信によりますと、イラン政府内では何者かによるサイバー攻撃との見方が出ているということです。
一方、アメリカのニューヨーク・タイムズは、イランと対立するイスラエルが「強力な爆弾で攻撃した」とする情報機関関係者の証言を伝えるなど、火災の原因について様々な臆測が広がっています。
イランでは先月26日にも首都・テヘラン近郊にある軍事施設で爆発が起きていて、イギリスのBBCは、意図的な破壊工作が続いている可能性があると伝えています。