ロシアがワクチン情報狙いサイバー攻撃か
イギリス政府は16日、ロシアが新型コロナウイルスのワクチン開発の情報などを狙い、サイバー攻撃をしかけているとの非難声明を発表しました。
イギリス政府によりますと、サイバー攻撃をしかけているのは「APT29」と呼ばれるハッカー集団で、ロシアの情報機関の傘下にあるとみられています。
「APT29」は今年に入り、新型ウイルスのワクチン開発などに関する情報を盗むため、アメリカやイギリスの研究機関などに対し、有害なプログラムに感染させるなどの手法で、サイバー攻撃を展開しているということです。
イギリス政府は「パンデミックと戦う人々への攻撃は到底受け入れられない」と強く非難していますが、ロシア側は「根拠のないでたらめだ」などと反発しています。