北朝鮮 2か月で2度目の重要会議開催 異例の頻度…食糧難“深刻化”か
食糧難が伝えられている北朝鮮で、金正恩総書記出席のもと、朝鮮労働党の重要政策を決める会議が始まり、農業の問題などが議論されました。会議はこの2か月間で2度目で、異例の頻度です。
朝鮮中央テレビは、朝鮮労働党の中央委員会総会が26日に開幕し、金正恩総書記が司会を務めたと伝えました。
会議では主に農業政策について話し合い、「差し迫った課題とその解決のための実践的方法を決定する」としていますが、詳細は明らかにされていません。
総会は去年の年末に開かれたばかりで、この2か月間で2度目と異例の頻度です。
北朝鮮では最近、食糧の生産量が落ち込み、韓国政府の分析では「一部の地域で餓死者が続出するなど食糧難が深刻」だということです。
北朝鮮メディアは、「総会は続く」と伝えていて、食糧不足を打開するために、対応を集中的に議論しているものとみられます。