英GDP20.4%減 過去最大の落ち込み
イギリスの今年4月から6月までのGDP(=国内総生産)は、新型コロナウイルスの影響により、前の3か月に比べて20%以上縮小し、過去最大の落ち込みとなりました。
イギリスの国家統計局は12日、4月から6月までの実質GDPが1月から3月までに比べて20.4%縮小したと発表しました。
統計が始まった1955年以降最大の落ち込みで、統計局は新型コロナウイルスの感染拡大が原因としています。
飲食業や宿泊業への影響が最も深刻で、86.7%も減少しました。
一方、月ごとでみると、経済活動の再開を受けて、6月のGDPは5月から8.7%増えていて、最悪の状態は脱したとみられます。
ただ、スナーク財務相は12日、「何十万人もが失業しているが、今後さらに多くの人が職を失うだろう」と厳しい見通しを示しました。