【解説】民間人を巻き込まない“自爆型ドローン”「スイッチブレード」をウクライナ軍が導入 その特徴は?
ロシア軍が多くの民間人に犠牲を出しているウクライナ侵攻。そんな中、ウクライナ軍は「スイッチブレード」と呼ばれる、民間人を巻き込まないための“自爆型のドローン”を導入しました。小野高弘・日本テレビ解説委員が解説します。
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ウクライナ軍は「スイッチブレード」と呼ばれる、民間人を巻き込まないための“自爆型のドローン”を導入しました。
アメリカから供与されたこの「スイッチブレード」。専用の筒から発射すると、瞬時に翼が開き空へ向かって急上昇。ミサイルのように突っ込んで標的を破壊します。
遠隔操作が可能で、軽いものだとリュックサックに入れて持ち運ぶこともできるようです。
すでにアメリカ軍が戦地で使用している「プレデター」のような無人攻撃機は民間人も巻き込み犠牲者を出していることが問題になっていますが、この「スイッチブレード」は目標に向かって突っ込んでいきます。
そこに「人がいる」となったら、攻撃を中止。無関係な人々の犠牲を回避できる点が売りになっているということです。
一部のウクライナ兵は、ロシアが侵攻を始めた2月にアメリカで「スイッチブレード」に関する訓練を受けていたようです。
ウクライナ東部では激しい戦闘が予想されています。侵攻を食い止める強力な助っ人になるのか、注目されています。
(4月20日配信『news zero TikTok』より)