ウクライナの産科・小児科病院“空爆”子供ら3人死亡
ロシア軍の攻撃が続くウクライナでは南東部のマリウポリにある産科・小児科病院が空爆を受け、地元当局は子供ら3人が死亡したと明らかにしました。
マリウポリでは、9日、ロシア軍による空爆が行われ地元当局は産科・小児科病院が攻撃を受けたと明らかにしました。病院の敷地内には空爆によるものとみられる巨大な穴も確認できます。地元当局は、この空爆で女の子1人を含む3人が死亡したと明らかにしました。また、少なくとも17人が負傷したということです。
ウクライナ・ゼレンスキー大統領「産科・小児科病院の爆破はウクライナへの虐殺が行われているという証明だ」
アメリカ・サキ大統領報道官「主権国家で罪のない市民を狙う野蛮な軍事力の行使を見るのは恐ろしい」
アメリカ国防総省の高官は9日、ロシア軍がいわゆる「無誘導爆弾」を使っている兆候がみられる、と指摘しました。特定の標的に攻撃を加える精密誘導兵器ではないとして、民間人の死傷者が増えていると強調しています。
マリウポリの地元当局は、これまでの9日間で1207人が死亡したとしています。