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モーリシャス沖 座礁船の海中処分が完了

2020年8月25日 8:14

インド洋のモーリシャス沖で日本の貨物船が座礁した事故で、2つに割れた船体のうち前方部分を海中処分する作業が24日に完了しました。

モーリシャス沖で続いていた貨物船「WAKASHIO」前部の海中処分の作業は24日に完了し、船体は海上から見えなくなりました。

モーリシャス政府は、「科学的に見て最良の選択肢」としていますが、環境への影響を懸念する声も上がっています。

事故現場に残る船体後部は今年11月までに解体される予定です。

一方、現地入りしている日本の緊急援助隊は、被害状況の確認を進めています。サンゴについては一部が白く変色し、流出した油の影響を受けた可能性があるものの、深刻な被害は確認できていないとしています。

しかし、マングローブ林には流出した油が広がっていて、特に泥地となっている地域の被害が深刻だということです。