金委員長“コロナ対策に欠陥”強化を指示
北朝鮮の国営メディアは、金正恩委員長が25日、新型コロナウイルスの流入防止に「欠陥」が現れているとして、対策の強化を指示したと伝えました。
朝鮮中央テレビは、金委員長出席のもと、朝鮮労働党の政治局拡大会議が25日に開かれたと伝えました。
金委員長は、新型ウイルスの流入を防ぐための防疫活動に「一連の欠陥」が現れているとして、対策を強化するよう指示したということです。
北朝鮮はすでに、国境の閉鎖などを行っていますが、「欠陥」の具体的な内容には触れず、感染者がいるのかどうかにも言及していません。
また、金委員長は台風8号が過去最強クラスで朝鮮半島に近づいていることを受け、「人命被害を徹底的に防ぎ、農作物の被害を最小限に食い止めるのは、一瞬もおろそかにできない重大な問題だ」と強調しました。
経済制裁の長期化に加え、新型ウイルス対策や水害などで苦境が続く中、国民重視の姿勢をアピールしています。