フランスで新型コロナウイルスの外出制限が解除されてから最悪となる６０００人の感染が確認されました。パリでは市内全域でマスク着用の義務化が始まることになりました。

フランス保健省は２７日、新型ウイルスの感染者が一日で６１１１人増加したと発表しました。これは、外出禁止措置が解除されて以降、最悪の水準です。

特に感染者の割合が急増しているパリ市では、２８日から市内全域でマスク着用が義務付けられることになりました。これまでは、市の中心部や屋内が規制の対象となっていましたが、警察当局などは、パリ周辺での感染ペースが加速しているとして、規制強化に踏み切りました。

政府は、「外出禁止措置を再発令する事態を避けるためにあらゆる措置を講じる」と危機感を示しています。