米連邦最高裁、トランプ氏の大統領選立候補認める
2021年のアメリカ連邦議会襲撃事件への関与をめぐりトランプ前大統領の大統領選への立候補資格について審査していた連邦最高裁判所は4日、立候補を認めると判断しました。
アメリカ・コロラド州の最高裁は去年12月、トランプ前大統領が2021年の議事堂占拠事件で「反乱」に関与したと認定し、憲法の規定により大統領選挙への立候補を認めない判断を示しました。
これを不服としたトランプ氏の上訴を受けた連邦最高裁判所は4日、立候補資格を判断する権限は州ではなく議会にあるなどとして、コロラド州の裁判所の判断を覆し、全会一致でトランプ氏の立候補を認めると判断しました。
トランプ前大統領
「そもそも、対立候補が望んだからといって、誰かを選挙戦から除外することはできない。最高裁はよく見ていた」
コロラド州を含む多くの州で予備選挙が行われる「スーパーチューズデー」が5日に迫る中、最高裁の判断が注目されていました。