NY市場 コロナ再拡大で一時960ドル↓
26日のニューヨーク株式市場は、アメリカで新型コロナウイルスの感染が再び拡大し、懸念が広がっていることなどから大きく売られ、ダウ平均株価は960ドルあまり下げる場面もありました。
26日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は、前の週の終値から650ドル19セント値を下げ、2万7685ドル38セントで取引を終えました。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も189.35ポイント下げて、1万1358.94で取引を終えています。
アメリカでの1日あたりの新たな新型ウイルスの感染者数が23日に8万人を超え、過去最多を更新するなど、感染が再び拡大し、経済活動への影響について懸念が広がっていることから、この日は売りが優勢で始まりました。
さらに、与野党での協議が続く追加の経済対策について合意に後ろ向きな報道が相次いでいることも投資家心理の重荷となりました。景気に敏感とされる資本財などの銘柄を中心に売りが広がり、ダウ平均の下げ幅は960ドルを超える場面もありました。
市場関係者は、「大統領選挙や主力のハイテク企業の決算発表を前に利益を確定するための売りも出ている」と話しています。