郵便投票 トランプ氏「集計を止めさせる」
アメリカの大統領選挙は大接戦のまま開票が進んでいます。トランプ大統領とバイデン候補の双方が、勝利への自信を見せるなど異例の展開となっています。
トランプ大統領「我々は大きな祝福の準備ができている。我々は全てで勝利している。結果は、とてつもないものだ」
一方のバイデン氏も、地元デラウェア州で演説を行い、「結果が出るまで時間がかかる」として、忍耐強く待つよう支持者に呼びかけました。
バイデン氏「今の現状に満足している、今夜大統領選に勝利できると信じている」「結果について楽観している」
今後の焦点は、郵便投票の開票が残る中西部・東部の「ラストベルト」と呼ばれる3つの州に移ります。中でも東部ペンシルベニア州は、選挙人の数が20と多く、勝敗を分ける可能性のある、最大の注目州となります。
今後は、郵便投票で多くの票が見込まれる、バイデン氏の巻き返しも想定されます。
ただ、郵便投票を不正の温床だとするトランプ大統領は演説で、「最高裁に持ち込み、集計を止めさせる」と発言し、強くけん制しました。
これにバイデン陣営は直ちに「卑劣で前例がない。正しくない」と反発していて、今後の混乱も予想されます。
現時点で、獲得した選挙人の数は横一線となっています。