バイデン氏「選挙終われば団結」勝利に自信
アメリカ大統領選挙で、民主党・バイデン候補は一夜明けた日本時間5日朝、再び演説しました。バイデン氏の地元・デラウェア州から星真理子記者の報告です。
バイデン氏は最新の情勢を受けて、勝利に必要な選挙人270人を獲得できると改めて自信を見せました。
バイデン氏「勝利に必要な選挙人270人を獲得できるだけの州で勝っているのは明らかだ」
バイデン氏は、焦点となっている激戦州の情勢を取り上げ、「すべての集計が終わった時点で、私が勝者になると信じている」と述べました。5分ほどの短い演説でしたが、トランプ大統領を直接的に批判することは避け、「選挙が終われば国として団結するために敵対的な姿勢をやめ、熱を冷ます必要がある」などと、すでに勝利した後を見据えた「大統領らしさ」を意識したような演説が印象的でした。
トランプ政権への信任投票と位置づけられた今回の選挙は有権者の関心が高く、期日前投票だけで空前の1億人以上にのぼりました。こうした中、AP通信によりますと、これまでにバイデン氏が獲得した票数は2008年に当選したオバマ大統領よりも150万票も多い約7100万票に達し、大統領候補として歴代1位の得票数だということです。