タイの首都バンコクで８日、王室改革を求める学生らが大規模なデモ行進を行いました。これに対して警察が放水し、一時、緊張が高まりました。

タイでは、学生らがこれまでタブー視されてきた王室の改革や現政権の退陣、憲法改正の３つを求めデモを続けています。

８日は、王室のシンボル「王宮」まで行進。これに対して警察が放水し、一時、緊迫した雰囲気に包まれました。

その後、学生らは王室改革など「３つの要求は最大限の譲歩だ」とする声明を読み上げ、国王に宛てた要望書をポストを模した箱に投函しました。

デモ参加者「（Ｑ：要望書は？）これは時代が変わったことを示す象徴です。君主制と政治が切り離されることを望んでいます」

デモ行進の前には、学生らと高齢者を中心とした王室支持者らが言い争う場面もあり、世代間で分断が深まることも懸念されています。