ハマスによるイスラエルへの攻撃で11人のアメリカ人が死亡 バイデン大統領が発表
アメリカのバイデン大統領は9日、声明を発表しハマスによるイスラエルへの攻撃で少なくとも11人のアメリカ人が死亡したと明らかにした上で、ハマスに拘束されている人質の中にアメリカ人が含まれている可能性が高いとして救出に向けイスラエルと協力していく方針を示しました。
「アメリカ国民はあらゆる形のテロに反対する揺るぎない決意を世界に示し続けていく」と強調しています。
また、ホワイトハウスのカービー戦略広報調整官は9日アメリカ軍を現地に派遣する計画はないと明言しました。
その上で空母「ジェラルド・フォード」の地中海の東側への派遣はアメリカの国益を守るというメッセージだと強調しました。
また、ハマスによるイスラエル攻撃計画にイランが直接関与した具体的な証拠は得ていないと述べました。
今回のハマスの攻撃がイスラエルとサウジアラビアの関係正常化に向けた取り組みに「ブレーキをかけたというのは早計だ」としています。
国防総省高官は空母の派遣について「イランやレバノンのヒズボラなどへの抑止のシグナルだ」として「紛争をエスカレートさせようとする敵は再考すべきだ」と述べました。
また、ハマスによるイスラエル攻撃は過激派組織「イスラム国」に匹敵する残虐さだと非難しイスラエルの防空システム支援や弾薬供給を強化していると述べました。