ロシアの首都モスクワ中心部の日本企業もオフィスを構えるビジネスセンターに30日未明、ドローンが墜落して、ビルが破損しました。モスクワでは、この1週間で3回、ドローン攻撃が確認されています。

ロシア国防省によりますと30日未明、モスクワに3機のドローン攻撃があったということです。「ウクライナによる攻撃」としていてこのうち2機は妨害電波によって墜落させ、もう1機は撃墜したと発表しました。

ロシアメディアによりますと、2機が墜落したのは日本企業もオフィスを構える「モスクワ・シティ」地区のビルで、建物の壁が大きく壊れるなどしました。モスクワ市のソビャーニン市長は「2棟の外壁がわずかに損傷した。死傷者はなかった」と自らのSNSに投稿しました。

また、別の1機については、モスクワ郊外に飛来し、ロシアメディアはブヌコボ空港の運航が一時停止したと報じました。モスクワでは24日、28日にもドローンが確認されていて、この1週間で3回の攻撃を受けたことになります。

このほか、ロシア国防省は30日、クリミア半島にも25機のドローン攻撃があり、16機を迎撃し、9機を妨害電波で黒海に墜落させたと主張しました。