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ハマスが新たに人質17人解放 戦闘休止が延長されるか焦点

2023年11月27日 12:13

イスラエルとイスラム組織「ハマス」が合意した戦闘休止の3日目、新たに人質17人が解放されました。27日に戦闘休止が最終日を迎える中、延長されるかどうかが焦点です。

ハマスは日本時間27日朝、3回目の人質解放の映像を公開しました。車で市街地を移動する様子とともに、戦闘員が取り囲む中で引き渡しが行われ、別れ際に手を振る場面などが映っています。

中東の有力メディア「アルジャジーラ」は、今回の人質解放はガザ地区北部のガザ市で行われたと伝えています。

解放されたのはあわせて17人で、イスラエル国籍の14人と外国籍の3人です。一方、イスラエル側も拘束していたパレスチナ人39人を釈放しました。

27日に戦闘休止4日目の最終日を迎える中、アメリカのバイデン大統領は戦闘の一時休止を28日以降も継続させることが目標だと述べました。ハマス側も戦闘休止期間を延長することを要請しています。

一方、ネタニヤフ首相はガザ地区を訪れ、前線の兵士らを激励しました。また、バイデン大統領と協議し、今後について次のように述べています。

ネタニヤフ首相「毎日10人の人質が追加解放されるのであれば、延長を歓迎する。ただ、私が(バイデン)大統領に伝えたのは、最終的には、全面的な軍事作戦に戻る。ガザが元に戻らないようにし、ハマスをせん滅する。もちろん人質もすべて取り戻す」

ネタニヤフ首相はこう述べ、戦闘休止延長は歓迎するものの、せん滅作戦は続けると強調しています。