新型コロナウイルスの感染者が３００万人を超えているアメリカ・カリフォルニア州で、２５日、州当局による外出制限令が解除されました。専門家は、解除が早すぎると指摘しています。

カリフォルニア州の知事は、２５日、先月から州南部などに出していた外出制限令の解除を発表しました。命令の根拠である集中治療室のひっ迫度が改善されると予測しているということです。今後、レストランの屋外飲食やヘアサロンの営業などが可能となります。

ただ、最近でも１日に２万人以上の感染者が確認されていて、専門家は、解除が早すぎると指摘しています。

カリフォルニア大バークレー校　感染症専門　スワルツバーグ名誉教授「感染者の急増後、制限の解除が早すぎると感染者数が減らず高止まりする」「感染者がもっと少なくなるまで待った方がいい」

ロサンゼルスでは、２９日から屋外での飲食が再開される予定です。