追加経済対策期待で米ダウ過去最高値更新
8日のニューヨーク株式市場は、新型コロナウイルスをめぐる追加の経済対策への期待などから幅広い銘柄で買いが進み、ダウ平均株価は、過去最高値を更新して取引を終えています。
8日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価は、前の週の終値から237ドル52セント値を上げ、3万1385ドル76セントと過去最高値を更新して取引を終えました。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も131.35ポイント上げて、1万3987.64とこちらも過去最高値で取引を終えています。
新型コロナウイルスをめぐる追加の経済対策について、市場では、失業給付の特例措置などが失効する来月中旬より前に成立するとの観測が広がっています。
こうした中、大規模な対策が景気の回復を後押しするとの期待から、幅広い銘柄で買いが進みました。また、今週、決算を控える「ウォルト・ディズニー」が業績期待から大きく買われるなどして、ダウ平均は、およそ3週ぶりに過去最高値を更新して取引を終えています。
市場関係者は、「今後、一時的に調整の動きが出る可能性はあるものの、株価の上昇傾向は続くとみている」と話しています。