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大統領“民主化応じず”ベラルーシ国民会議

2021年2月12日 17:37

反政府デモが続く旧ソビエトのベラルーシで11日、政権が主導する「国民会議」が開かれルカシェンコ大統領は、反体制派が求める民主化には応じない姿勢を示しました。

首都ミンスクで行われた国民会議には、政権側が指名した各界の代表ら2400人が参加し、今後5年間の国家戦略について議論されました。

反体制派から退陣を求められているルカシェンコ大統領は演説で、反体制派のデモは抑えられていて、国は安定していると強調すると共に、政権の後ろ盾となっているロシアとの関係を強化すると訴えました。

また、去年11月に自らの辞任の条件としてあげた憲法改正については、来年初めには国民投票を行うとしました。ただ、抗議活動などが行われない場合にのみ辞任すると述べ、続投に含みを残しています。

反体制派は、国民会議はルカシェンコ大統領が権力を維持していると見せかける演出であると批判しています。