トランプ氏、米大統領選の立候補資格は? 連邦最高裁で口頭弁論
アメリカ大統領選挙で返り咲きを狙うトランプ前大統領の立候補資格をめぐり、連邦最高裁判所は8日、口頭弁論を開きました。
アメリカ・コロラド州の最高裁は去年12月、トランプ前大統領が2021年の議事堂占拠事件で反乱に関与したと認定し、反乱に関与した人物が公職に就くことを禁じた憲法の規定により、大統領選への立候補を認めない判断を示しました。
トランプ氏が、これを不服として上訴したため、最高裁で8日、口頭弁論が開かれました。口頭弁論では判事から「なぜ1つの州が、誰が大統領になるかを決めなければならないのか」と意見が出るなど、コロラド州の判断に懐疑的な発言が相次ぎました。
アメリカ トランプ前大統領
「きょうの弁護団の主張はとてもよかった。(何百万の人々が)私や共和党に投票したがっている」
トランプ氏は、野党・共和党の候補者選びで連勝するなど最有力候補となっていて、最高裁の判断次第では、大統領選に大きな影響を与えることになります。