ダウ3ドル高 金融関連株買われ小幅反発
27日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、長期金利の上昇を受け、ハイテク株が売られた一方、金融関連株が買われるなどして、ダウ平均株価は、小幅に反発して取引を終えています。
27日のニューヨーク株式市場、ダウ平均株価は、前の日の終値から3ドル36セント値を上げ、3万3984ドル93セントで取引を終えました。一方、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は、48.56ポイント下げて、1万4090.22で取引を終えています。
この日は、アメリカの債券市場で長期金利が上昇したことで、利ざやが拡大するとの見方から「ゴールドマン・サックス」や「JPモルガン・チェース」など金融関連株が買われ、相場を支えました。一方、長期金利の上昇を受け、割高感が意識されやすいハイテク株に売りが広がり、IT大手の「アップル」や「インテル」などが値を下げました。主力ハイテク株の決算発表を控える中、市場では、様子見ムードが広がっていて、ダウ平均の前の日からの変動幅は小幅にとどまりました。
市場関係者は、「あすはFRB(=連邦準備制度理事会)のパウエル議長の会見がある。彼がどのような見通しを示すか、市場は注目している」と話しています。