NY株318ドル高 2日連続で最高値更新
6日のニューヨーク株式市場は、景気の早期回復に対する期待が高まり幅広い銘柄が買われ、ダウ平均株価は、2日連続で過去最高値を更新して取引を終えています。
6日のニューヨーク株式市場、ダウ平均株価は、前の日の終値から318ドル19セント値を上げ、3万4548ドル53セントと2日連続で過去最高値を更新して取引を終えました。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も50.42ポイント上げて1万3632.84で取引を終えています。
この日の取引開始前に発表された先週1週間の失業保険の申請件数は、49万8000件と、市場予想よりも良い内容となりました。新型コロナウイルスの感染が拡大した去年3月中旬以降で、50万件を下回るのは今回が初めてで、市場では、景気の早期回復に対する期待が高まり、幅広い銘柄が買われました。
ダウ平均の構成銘柄はほぼ全面高となり、ダウ平均株価は、318ドル高と連日で過去最高値を更新しました。また、ナスダック総合指数は、このところ売られていた主力ハイテク株が買い戻されたことなどから、5営業日ぶりに反発しています。
市場関係者は、「明日は雇用統計が発表される。雇用の回復状況が、低調と判断されれば、当面の利益を確定させるための売りが広がる可能性もある」と話しています。