スコットランド議会選 独立派過半数
イギリスからの独立の是非が大きな争点となった北部スコットランドの議会選挙は8日に開票作業が完了し、独立を掲げる勢力が過半数を獲得しました。
スコットランドの議会選挙は129の議席をめぐり6日に投票が行われました。開票の結果、イギリスからの独立の是非を問う住民投票の実施を公約に掲げるSNP(=スコットランド民族党)が64議席を獲得しました。「緑の党」と合わせると独立を掲げる勢力が過半数を確保しました。
スコットランド民族党・スタージョン党首「これがスコットランドの人々の意思だ」
SNPのスタージョン党首は8日、住民投票の実施を目指す方針を改めて強調しました。ただ、住民投票にはイギリス政府の承認が必要で、ジョンソン首相はすでに拒否する考えを示しています。
スコットランドでは2014年に独立の是非を問う住民投票が行われ、否決されました。しかしEU(=ヨーロッパ連合)からの離脱に不満を持つ人は多く、再び独立の機運が高まっています。